2011-01-01から1年間の記事一覧

ちょっとひとこと

「ケア従事者のための死生学」に掲載されていた - 「帰る旅」この旅は 自然へ帰る旅である 帰るところのある旅だから 楽しくなくてはならないのだ(中略)大地へ帰る死を悲しんではいけない 肉体とともに精神も わが家は帰れるのである ともすれば悲しみがちだ…

竹内整一

震災直後の連載で好きになった、思想家、かな。さっきと同じ本のなかに寄稿していた。志賀直哉を頻繁に引用しながら説明していた。志賀の文章は小僧の神様くらいしか読んだことはないけれど、フェルメールの絵を連想した。写真みないな文章。曾祖父の家に祖…

水と油の人格

水と油の関係っていうのがぴったりかは分からない。ざっくり言えば、ブルドーザー型と柳型はセットになりやすくて、片方が押せば、片方はしなる。 その中に(少なくとも短期的には)片方が活力を得れば得るほど、もう一方が生気を失う関係が混ざっている。そ…

あなた以外 だ れ も ルールを破らない

留学生の子はよくシェアハウスの(暗黙の)ルールを破る。平たくいうと非常識なことをするらしい。非常識と思うひともいるし、思わないひともいる。文化的な違いっていうのもある。たぶん。 で、昨晩は表題の言葉を言われていた。あなた以外誰もルールを破っ…

雨の日

とてもとても苦手 じっとりと靴の底が濡れて冷たい 何がしたいのか自分で分からないふりしてるとき不安になるらしくて、それってどういうことかって思ってた。ほんとは何したいかって、正面から聞けば知ってるくせに、どうせできないって脳内で何度も上書き…

ばればれ

自分のことばかり書く。 完璧にいい人演じたいと心底思っていたときに相性がよかったのはいい人演じてるだけの人と相性のいい人(たち)だった いいひとって何よ肩が凝る感じ? 本気で演じ切りたいと思っていた仮面が自然に見切ってもらえてたときに、とても…

情報パラノイア

という言葉があることを知った。 まず信念があって、それに沿って情報収集しないと 思考はいろんな人のいろんな言説で溢れて拡散し続けるということらしい 分かる 例を挙げるときりがない。直近では、 研究テーマが絞れず焦ってひたすら論文読み続けて結局何…

むすびとほつれ

田口ランディさんの本は2冊しか読んだことがない どちらにも共感した今日の一節全てのひとを理解しようとするのが傲慢だとか 月をみると「やっ」と言ってる気がするとか それは私の心の投影なわけだけど 私の心が月になったとき 少なくとも人を腑分けしたり…

いいひとでいたい

いい人でいたい、つまり今私はいいひとじゃない っていうことで素直さを演じたい言葉の一つひとつに相反する感情がこもるのは 個人差はあれごく普通のことだと認めること いい人演じようとしないこと めんどくさいとか嫌だとかまじありえないとか 思ってるの…

ことば

好きとかありがとうとか 拒否も要望も含めて気持ちを伝える言葉を言おうと思う 思うことに加えて、言葉に出すことで 初めて伝わることも多いでしょうし 言葉に出せば限られた時間のなかで その言葉を言ったときの気配を共有することができる(かもしれない) …

違和感つれづれ(心配性だから)

医学系研究科にいると、職業的使命感が働くために世間よりも放射線や放射能といった言葉に鈍感になっている気がする。違和感その1。 短期間で、かつ知識があれば大丈夫っていう自負があるだろうし、確かに重要なことだと思う。東北地方にボランティアに行く…

疎開してきました

大阪、兵庫、岡山をまわった。 最初は東京の不安に満ちた雰囲気が怖くて新幹線に乗った。その後の4日間でいろいろ見聞きして、落ち着いたので帰ることにした。東京がとても埃っぽくて、みんな疲れているのに油断できない街に感じられたのは地方から戻ってき…

ナイーブなこと書くよ

だって3月だもの。 転出届および転入届を出して、世帯主になりました。 世帯主代表と世帯主と新しい世帯主がそれぞれ違う名前なのを見て窓口の人たちは一様にちょっと止まる。私は、家族がばらけていくプロセスを通じて、世代交代が起こっていることを実感す…

経験知

経験すればしただけ得られることがあると思っていたのだけど実はそうじゃないのかもしれないと思うようになった。 悲しいとか心が痛いとか、感じるようになった。おそらく心のひだは以前より細かくなった。でも、そんなの最初から同じくらい繊細なひとはいる…

映画「ウォール・ストリート」を見てきた

1か月以上上映されてるが、意外と席が埋まってた。 家族は大切だとか頭の片隅で思っていても、また最初は思っていなくて途中で考えが変わったとしても、穏やかな人生よりアドレナリンの快感を優先してしまう男性のことを愛を込めて「これだから男ってしょう…

葬儀のお手伝いをした

宝生流は学生サークルにプロの能楽師がつく 学生も比較的熱心にお稽古する 40年以上母校のサークルについて下さっていた先生がなくなった その通夜と葬儀・告別式のお手伝いをした何が書きたいのかいまいち分からない 形式美の世界は葬儀にも広がっていた 能…

すり減ってはいけない

院生にとって指導教員は重要で、指導教員がいるからこそ大学に居場所を確保できる。何らかの理由で指導教員が課程途中でいなくなる場合、次の教員がうまく見つかるかどうかはPh.Dが取得できるかどうかの死活問題になる。 あと最低1年は博士課程が残っている…

感情をコントロールすること

「インタビュー術!」を読んだたとえば私が「人生で一番つらかったことは?」って聞かれたら一瞬考える。 その場で何を言っていいかちょっとは迷うと思う。空気を読もうとするから。 インタビュー集の中では自分の代わりにインタビュイーが答えてくれる それ…

人生万歳!

恵比寿ガーデンシネマで見た。これまた、余すところなく自分の本領を発揮して自由に生きなさい、 というメッセージを強く伝えてる映画だと思った。 というか、この手のテーマって今日割とポピュラーなんだな。 自他ともに不自由だと思ってる人がたくさんいる…

でっかめの話もたまにはするよ

留学中の元同級生とごはんを食べた 彼の研究室の同期に感銘を受けたと語ってくれた内容↓ 「高校の先輩にニーチェがいたり、ベルヌーイのひ孫だったりするんだよ?いなくないそんな人?」 たしかに。その話を聞いてどきどきしたし、きっと目が輝いていたと思…

問題は、自分で枷をはめること

フルブライト留学に中高の院長がかつて行っていたと、聞いてきた 難関かつ名誉だと聞いたのが高校生 修飾語に実感を伴うようになったのはここ2年くらい 遠い世界だとあきらめていたけれど知り合いが行った 衝撃。もちろんとても優秀な人だ 書店でふと手にと…

先輩の日記

http://kumasblog.livedoor.biz/archives/51585270.html 自分の足で人生を歩いて、楽しもうとする人、実はまだあまり詳しくどういう人か知らない。けれどとても好きだし、私はこの手の直観を信用している。親戚と話していて、「自分のしていることを話すんじ…

元旦には、今一番興味ある話題を

一年くらい気にしたいことを一年の計に話題にすると、いい気がする。・博士号取得の目処をつける (号を取ることと研究を仕上げることのどっちが重要かっていうのは、今年度中に決める) ・分不相応なことを言ったと自己嫌悪するくらいなら言わないか、言っ…