疎開してきました

大阪、兵庫、岡山をまわった。


最初は東京の不安に満ちた雰囲気が怖くて新幹線に乗った。その後の4日間でいろいろ見聞きして、落ち着いたので帰ることにした。東京がとても埃っぽくて、みんな疲れているのに油断できない街に感じられたのは地方から戻ってきたからなのか、ここ数日で変化してしまったのか分からない。長生きしたら「東京ってね、昔は安全だったのよ。電車の中で寝られたんだから」とか言うんだろうな。


状況を知りたいと検索をかけるとまあいろんな人が似て非なることを言っている。論じ慣れていて肩書きのある人々の言説を整理するだけでは行動の指針は立たない。自分で基準作って行動する必要性が高まってるってどこかで読んだことをつくづくそのとおりだなあと思う。リテラシーを高める方法とかいって、これまたたくさんの人がたくさんのことを言っているのが面白い。


研究では、結果をつなげてストーリーを組み立てる過程で見つけた穴を埋める。世の中の話の流れも、同じような感じで組み立ててみる。科学論文の方が正確かもしれないけど、信ぴょう性が高くない論文も多いし、少しは役に立つかもしれない。


疎開して思ったことのひとつは、故郷である東京の変化に私はとても興味を持っているということ。離れることで気づくこともある。さて早く雨降らないかな。