すり減ってはいけない

院生にとって指導教員は重要で、指導教員がいるからこそ大学に居場所を確保できる。何らかの理由で指導教員が課程途中でいなくなる場合、次の教員がうまく見つかるかどうかはPh.Dが取得できるかどうかの死活問題になる。


あと最低1年は博士課程が残っているなか、私の現指導教員は今年度で退官する。分かっていたうえで進学した。それで、次の教員はまだ見つかってない。先日そのことで専攻長と面談があり、とてもいい会話ができたので書いておこうと思う。


無資格者がこの世界でやっていくのは大変だと知っているから、私は推薦できない。
普通ね、サバイブするために、自分の強みを社会でどう生かそうかって
あらかじめ考えるのよ。でもあなたはもしかしたら考えなかったんじゃないかって思うの。


初志貫徹で、やりたいことをするのはそれはそれでいいと思う
でも見えやすい初志とそうじゃないのがあってね・・・
あなたの初志が何なのかなってね、思うのよ。


きっと少し傷つくでしょう。でもそれでもやりたいならやればいいと思う
だたね、それですり減ってはいけないと思うのよ。
そうならないようにサポートしたいと思っているのよ


真心を感じるたびに、罪悪感のような、残念な気持ちが湧いてくる。それは、こんな状況が普遍的にあれば過労自殺者は減るのではないかと思うからだ。安易だ。だけど、正直そう思うから残念な気持ちになるわけで。


ところで、なんとなく、就活の多い20代だと思う。いつか役立つはず。