水と油の人格

水と油の関係っていうのがぴったりかは分からない。ざっくり言えば、ブルドーザー型と柳型はセットになりやすくて、片方が押せば、片方はしなる。


その中に(少なくとも短期的には)片方が活力を得れば得るほど、もう一方が生気を失う関係が混ざっている。それが、姉妹や兄弟や夫婦な場合もある。


はきはきした姉と引っ込み思案な妹。
感情を出しやすいひとと抑えるひと。


三者的には、なんでそのときこの人に対してそういう行動を取ってしまうのだろうと不思議に思うけれど、よくよく話を聞けばどちらも相手を気遣っており、理解しあっているように見える。表現の仕方が違うだけ。


でも表現の仕方が違うだけなことに気付いて、対処するかしないかで結果は大きく変わる。ん。大きくないのかもしれなくて、運命論者ならそれでいいというかもしれないけれど。ていうか対処ってどうすんの。


悪気がないのも、私のためを思ってくれてるのも分かるから、全部黙って聞いてるのではなくて、あなたがその人といると構造的に消耗してしまうことも、素直に認めて、自分を大切にしてほしい。ちょうどいい距離を見つけることが、いわゆるおとなってやつになるのかな。