蓮の池

池の蓮が満開です。水面から高さ1メートル以上ある茎と直径50センチよりも大きそうな葉がひしめいて、その間からさらに高く、ピンク色の大輪がポンポン咲いているのは美しい。きっと薄暗いだろう葉と茎の間を歩きたくなる。水面を歩ければいいのになあ。


こういう屏風絵を、日展で見た気がする。部屋の中にこの風景を持ってくるのはナイスな考えだ。ああ蓮ってきれいなんだな、見てみたいなと思っていたら、意外と身近にあった。ここ数日は朝雨が降っているから、余計に咲きやすいのかも。


その池のすぐ横に、路上生活者が多い区域がある。そこも桜並木が両側にあって、今の季節は緑のトンネルが気持ちのいい通り。夏の朝のしけった暑さが立ち上り始めるころ、湿気と一緒に道の反対側まで届く匂いのもとが、ひとだって気づいたときにはとても驚いた。

路上生活者同士で結婚して子供ができたら、いわゆるスラムが形成される。教育とか貧困の問題は深まるだろうなと思った。見たところ高齢者が多いから、そういうことにはなっていない。


自由を満喫してるのかな?と思ってしまうような(大きな勘違いをしているかもしれない)悠々と歩く丸眼鏡のおじさんもいたり。


とりとめない感想。