丁寧に喜ぶことと謙虚さ

褒められると心が震えるくらい嬉しくなる自分の性質が嫌いだった


謙虚至上主義と呼べる価値観を持っているからだと思う。
どんなに褒められても、平静でいるべきであるという価値観のことだ。喜ぶのは自分で自分のことをすごいと思っているからで、恥じるべきことだと思ってた。


でも、喜ぶ気持ちを否定することと謙虚さは別物だ。


自分で自分のことをどう思ってるかは実際にはわからない。それに、嬉しいというポジティブな感情を抑制しないで素直に受け取って表現した方が褒めてくださった方も嬉しい場合が多いと思う。数回試してみたら、謙遜しないので最初はびっくりする方もいるが、その後はほっとした表情が返ってきた。


形式的に喜びを否定する習慣を変えるには時間がかかるかもしれないけれど、それは努力する価値のある努力だと思うのでしばらくやってみる。褒められて嬉しかったら「ありがとうございます」って答えればいいのだ。そして丁寧に喜べばいい。もし謙遜すべき場面で喜んでしまっても、取り繕うよりも自分の未熟さを受け入れれば、そのことについての謙虚さが早く身に付くように思う。


(褒めておいて、嬉しがったらああ駄目な奴だな、とか思うのって論外だけど、そういう考え方をしたことがあるって、白状します。)