言葉の定義

昨日は死生学研究会があった
内容は、参加者の修論中間報告で焦点は語の解釈だった(と思っている)。

親密な他者を喪失することで
自分のアイデンティティの一部をも失う感覚

という一文のなかで、喪失とアイデンティティの定義が
あいまいなんじゃないかという意見が出た
そしてキーワードは親密性とか、距離感だろうということになった

アイデンティティの喪失ってよく耳にする言葉だけれど
相手の一部を取り込むなら、それでも喪失っていうのか
アイデンティティの一部を失うのなら、むしろ
出来事の前後で変化しない部分に光を当てることが大切なんじゃないか。
なんてことを話した

面白かったのが、死生学ってともかく抽象的な学問だと思っていたのに
その場でも、「今の議論は抽象的だった」というのが
他の学生をたしなめるように使われていたこと

私にはまだどちらも、というか全部抽象的に聞こえるけれど
きっと何か違うことを話しているのだろうなあ。

「個人のなかであくまでも合理的であろうとする努力」をするものだと
って、内田先生が言っていて、うんそうだよね、と思った。
だからなんなんだ。
いつもおちがない。