どのように医療と関わろうか?

今日は、日本メディカルライター協会主催の講演会に出席してきました。
医療分野の翻訳に関連した内容の講演が4つ。面白かったので以下に紹介しておきます。

ノバルティスのメディカルアドバイザー(MD、Ph.D):
医薬翻訳の重要性と専門性の高さを強調しておられました。とても前向きで、職人的性質の自分は翻訳を専門にしたら人生ハッピーになる!と意気込む。

第一三共のアジア開発部(薬学部卒):
日本の医師は英語が比較的不得手なようです。「文書を英語で統一するくらいの英語力はみんな持っていただきたいです。」という主張を直接的にしないところが、女性らしい。外資金融のバックオフィスと業務が似ており、働く人の性質も似ているのでしょうか。複数の作業を平行して円滑に進める能力が必要とされる職場は、不向きだと悟っています。

CRC(看護師):
現場の声でした。医師はプロトコールを読まないとか、英語文書を大変苦労して全部訳す必要なんてないだとか。
臨床が好きな人がすべき業務なのでしょうね。

Pmdaの審査役(薬学部卒、Ph.D):
読み手が求めることを、読み手に分かり易く書く。書くことの基本を言っていました。
さて、このブログは誰を想定すればいいのでしょうか?

みなさんプレゼンがお上手でした。
パネルディスカッションでは、製薬会社と医療機関と当局の間でコミュニケーションが足りていないということが話題になっていました。コミュニケーションの円滑化に関われたら面白そうです。

今のところ医療に関わる仕事をしたいと思っていて、これはあと数年は変わらない予感がしています。
勉強会や講演会で話を聞きながら、自分がどんな価値観に共感するのかモニターして、それを蓄積したら言語化する。こうしてゆけば、いつか性の合う仕事に出会えるんじゃないかな。

分かり易い文章を練習中です。未熟すぎるのは分かってるけど、練習しなきゃ上達もしない。
なにか指摘があれば、ぜひ。