精神論に反発!

自立ってなんでしょうね。

ヘルプシーキング行動っていう、適切な相談相手を見つけようとできること、できれば解決までできることであって、全部自分で抱えてることでは決してない。

さて、質的研究で博士論文を書く人が集まって勉強会がありました。例えば知的障害を持つ児の母親、二人目もやっぱり障害を持っていることがある。ショックは大きいし、育てる苦労は沢山ある。それでもこの子たちを生めて良かったと思うようになるらしい。でも自分が心の底からそう思っているとは確信できず、便宜上そう思いこみたいだけなんじゃないかっていう怖さがつきまとう。しかも、そういう怖さを感じているとメタ的に思うことで健全性とか、温かさのような自分に対する信頼が担保される。

もろ刃の剣だなあ。こういう心理って、程度の差はあれど当てはまる事例は日常的にある。相反することを同時に感じるのは自然で、どういう状態を目指すべきかは一慨に言えない。バシッと言えないからインパクトは出にくいけど、一慨に言えないんだーってことはこれから支援者になりたいという人が読んでおくと役立つのかもしれない。読んだことと、腑に落ちて行動に出ることはかなり別の次元だとしても。

アンビバレントな気持ちを排除しようとする傾向が強い個人的性質とか環境にあると、自殺率とか心の病を持つひとの割合が増すような。

今日のめも。


お、そうだ原子力ムラの研究が新聞に載っていた。原子力が村おこしになっているコミュニティ、だけど個々人が抵抗していないわけではないっていう。小さな研究会で、一回だけ発表を聞いた。その時私は研究が何なのか今よりもっと分かっていなかったけど、それでも研究テーマは興味深かったし、人柄も、なんだかニュートラルで柔和な感じがして、聞いてて心地よかった。上から目線。また研究の話がしたい。