栄養たっぷりのスープを容れるひと

むかしむかし、地球の表面は栄養豊富なスープで覆われていた
そこに雷だとか何かしら化学反応が起きて生物らしき仕組みができた
理科の時間にこういう風に習うときは
小さい頃ファンタジー読んだとき並みにどきどきしたもんだ。


その次にスープについて聞いたのは学部3年の微生物の実習のとき。
科学を愛する先生は培地をスープと呼んだ。
中身は酵母エクストラクト、ペプトン、塩化ナトリウム(確かこんな感じ)。
だしスープと呼べる材料でしかもこれがいいにおいだったんで、オートクレーブでしっかり火も通ってるしってことで
試食してみた。まずかったけどね。


材料になりそうなものが詰まってるけど、
まだかたちになってない状態が栄養スープ。
考えをさくさく形作れるっていう人がいて、そういう人が生きやすい世の中だという印象を持ってきた。
それはたまたま私が暮らしてるところがそうなのかもしれないし、
思い込みかもしれない。分からないけど。

ちょっと暮らしにくさを感じる人の中には、こういうストックを作ってる人もいると思うのよね。


材料を放り込んでおいて、きっかけができたらぷぷぷっと形になる
それが続く、、、といいけど、そうはいかないことも多いだろうから
まあときどきそんなことが起こるといいな。