死者を弔う方法

「<突然の死>とグリーフケア
A・デーケン、柳田邦男 編

まだ最初の2章しか読んでないけれど、
沢山のことを学べる予感がしてます。

遺志の社会化というプロセス
1985年に御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機の遺族の方が、娘さんの死を社会につなぐべく活動した記録が書かれています。
生存者と死亡者の違いは?

事故後比較的早期にこの疑問が浮かび、さらに解決すべく
論文を読み、海外の専門家と文通し、実際に会いにゆく行動力を見習おう。下は、取材後にそのかたがおっしゃったことだそうです。

「…事故の遺族のほとんどの方が、宗教行事をすることが供養だと思い込まれています。それで心の満足は得られるなら、悪いことではありません。しかしそれだけで本当に癒されるのでしょうか。私は慰霊とは、死者と残された者との対話だと思います。…死んだ人は何を語りかけているのでしょうか。…こんなことはもう二度と起こしてくれるなと。もう一つはたとえ事故が起こったとしても、死にたくないと言うだろう。…」

死にたくなかったでしょう。
生きるって、本能でしょう。
違うのかもしれないけど、今のところはそう思う。

こうやって本で読むと、
残った自分がどう反応すればいいかヒントが得られる。
起こったことは何でも、どうにかして活かして
生きてゆきたいと思う。