年の瀬の新宿駅構内

年明けに先生のお宅へ伺うことになり、
手土産を探しに京王デパートの地下に行ったあとの話


フロアを一周半した最後にとらやの前を通るとき人垣の間から羊羹が見えて
これでもいいな、もっと人が少なくならないかな
隣のラスク売り場には、南口からの連絡通路にまでつづく行列があって
おじさんが買ってきてくれて食べたなあ。結構前だったけどまだ人気あるんだ。でもあれってそんなにおいしかったっけ?軽くて手軽で並んでも欲しいくらい手ごろなのかな。
連絡通路への出口を通りながらパオパオを見て
手土産本に肉まんて書いてる人もいたな、味濃いから冷めても美味しい
でも冷めないものの方がいいよね
連絡通路に出て、あがりきった先に植木鉢がおいてあるエスカレータとその先の階段を上ると、人、人、人のスクランブル
たくさんいるなあ、仕事とか会社が終わったからここに来てるのか
ずっと学校にいると人ごみに弱くなるのか
大人しく学校行ってればよかったのかも、あ、セールしてる
南口に面したミロードの入り口にある階段状のお店で
友達に小さなプレゼント贈るっていいアイデアかも
寅、寅ないかな、棒つきのアメかわいいな
入り口入って左手にあった冷蔵棚に女性を模ったペットボトルを見て
つるつるして調度いいのかもしれない、セクシーに見えるのかしら
2階に続く急な階段の途中にある棚を見る女性客が道をふさいでいたので
疲れたのもあるし、上に行くのはちょっとしんどいな
店を出て、小田急の改札を左手に見ながらJR南口改札横にあるキオスク前を通って
端から4番目くらいの自動改札を使って中に入った
ドーナッツプラントで期間限定品がないか確かめながら東京方面のホームに向かい
ドトールのサンドイッチのポスターがまだ変わっていないことに少し違和感を覚えながらエスカレータに乗ってホームに下りた

−−−

さて、日記にはいつも抽象的なことしか書かない。
考えたことを書く理由となった出来事には関心がないのだろうか


場面描写では何を強調していいか瞬時に判断できず
ものごとの羅列になって説明し終える前に自分で飽きてしまう
短く済ませなければ、と思うと舌ったらずで
相手に必要な情報が伝わらない


最近はときどき、相手も自分も飽きずに説明できたと感じる瞬間がある
女性の多い場所で、世間話の仕方を学んだのだろうか


面接や発表ならいざ知らず、日常会話でいつもリハーサルしてる時間はないのだから
いろいろ気にして緊張するよりも、気にしないで
リラックスしていた方がよい場合が多いことが分かって
心底話したいことや、事務連絡以外
聞き手に回ることにした


「明日は軽い話をしようや」
といわれて初めて、そうか話が重いのか、と気づいた
他の話題を流し込んで、薄めてこよう