適合度の低い社会

昨日は、昼間に社会科学におけるモデルへの
データの適合度に関する講義を聴いて
夜テレビをつけたら、
NHKの「日本の これから」で自殺問題が議論されていた。


論点は、参加者が想定する日本社会のあるべき姿と、今現在の2つのモデルの違いと
その修正方法だったように思う。


と、今は思うのだが、番組を見ていた当時は
理想モデルと現実モデルと「現実」を混同していた。
現実モデルっていうのは、自分の感覚をもとに想定するのだと思う。
だから、発言してる人にとっては、現実と現実モデルの適合度は高いはず。
(ちなみに、番組参加者の間では、2種類のモデルは概ね一致していたようだった。)


番組のなかでは現実について「ここがおかしい」「これが違う」という指摘が多いので
それを現実モデルと理想モデルの区別をせずに「モデルとの適合度が低い」と思ったわけです。


現実モデルと現実の適合度は高くて、
理想モデルと現実の適合度は低いっていうことをしっかり取り違えていた。


講義で聴いたことが役立ったと喜んで
本文を書きかけて気づいた。タイトルは、
混乱当時の面影を残すべくそのまま保存されています。


予定していたストレス学会をちょっとお休みして、
"Posttraumatic Growth"という本を読みます。
趣旨はとてもわかるものの、
前面に出すには楽観的すぎやしないかと、思ってしまいながらね。。。